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「韓流(ハンリュウ)」という言葉をご存じだろうか?
今、アジア各国では「韓流」というムーブメントが沸き起こっている。文字通り韓国の映画やドラマ、音楽といった韓国エンターテイメントがアジア各国で絶大な人気を得ているのだ。
少し前までは中国、台湾、香港、シンガポールなどアジア各国で放送されていた輸入ドラマは日本のドラマが多かった。自分も何年か前、上海へ行った時に宿泊したホテルのテレビに和久井映見が出演しているドラマが中国語吹き替えで流れていたのを覚えている。
しかし、最近は日本国内でもドラマの視聴率が落ち込んでいるという報道も度々され、ついに途中で打ち切りになるドラマも現れ始めた。まさに日本のドラマ冬の時代だ。
それに呼応するかのようにアジア各国でも放送権料が高いわりに内容の伴わない日本のドラマは敬遠されはじめ、より人々の心を惹きつける韓国ドラマが受け入れられたわけだ。
そしてとうとう「韓流」は日本にも上陸してきた。2000年前後から韓国映画のムーブメントはあったが、今年4月からNHK BS2で放送開始されたドラマ『冬のソナタ』。衛星放送という限られた視聴層にもかかわらず話題が話題を呼び大ブレイク。放送終了後も再放送の要望がNHKに1万3000件も寄せられ12月に再放送が決定した。
ロケ地ツアーが数多く組まれたり、アマゾンのDVD売り上げランキングでも10位以内に入るなど異例な人気ぶりを見せている。
主演男優のペ・ヨンジュンはこのドラマで日本の女性ファンが一気に増え、現在日本の企業5社からCM出演のオファーを受けており、主演女優のチェ・ジウは現在、韓国・中国・日本の共同制作(フジテレビが投資参加)で『101回目のプロポーズ』のリメークドラマを撮影中だという。
長い間、欧米諸国の方向しか見て来なかった日本。今までアジアの国に目も向けてなかった日本人の視線が少しづつアジアに向けられつつある。中国も先日、有人宇宙飛行を成功させた。アジアの中で日本だけが特別と思うような時代は終焉を迎えつつある。そんな中での韓流ブーム。我々アジア人がみな夢中になる。韓流は人々の心を惹きつける何かを持っている。この熱い潮流から今、目が離せない。